覆面ソムリエは、「縁いろのワイン」運営メンバーの一人。
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今回のテーマは「日本ワインの現在地(四)大阪編」。
この記事は、2023年4月18日現在の情報を基にしています。
大阪府
『天下の台所』と言われた関西の一大都市大阪も実は日本有数のワインの産地である。
古くは安土桃山時代からブドウ酒を造っていたという記録があり、ワイナリーも100を超えていたとのこと。
しかし、現在、日本のワインに関する大阪の認知度は、山梨などに後れを取り、ほとんど知られていない状況です。
また、少子高齢化、若者のアルコール離れ、国内のデフレ経済及び円高状態の長期化や世界的な経済状況の悪化など、大きく変化し、大阪のワイン栽培農家は転換期を迎えています。
大阪ワイナリー協会
この状況を打開すべく、同じ志を持った河内(中河内、南河内)地域の中小果実酒製造業者がその力を結集し、大阪ワイナリー協会を設立しました。
大阪ワイナリー協会は、2012年発足した協会で現在は下記6つのワイナリーが加盟しています。
- カタシモワインフード株式会社
- 飛鳥ワイン株式会社
- 株式会社河内ワイン
- 天使の羽ワイン株式会社ナチュラルファーム・グレープアンドワイン
- 島之内フジマル醸造所
- 仲村わいん工房
近年は大阪でイベントやフェスを開催し、積極的に大阪ワインの売り込みを実施し盛り上がりを見せています。
大阪ワインフェス2023
- ⽇時: 2023年4⽉23⽇(⽇) 11:00〜16:00 ※⾬天決⾏ (但し荒天の場合中⽌)
- 会 場: ⽻曳野市⽯川河川公園 〒583-0852 ⼤阪府⽻曳野市駒ヶ⾕140 ※近鉄南⼤阪線「駒ヶ⾕駅」から徒歩2分
- ワイン:チケット制
前売券: 3,000円(税込)(参加費500円 / 100円×30枚のワインチケット付)
※2⽉23⽇(⽊) Peatix、各ワイナリー、協⼒飲⾷店で販売 Peatix:https://oska-wine.peatix.com
当⽇券:3,500円(税込)(参加費500円 / 100円×30枚のワインチケット付)
※定員を超えた場合当⽇券の販売はございません (HPにてご確認ください) - フード:各店舗で現⾦購⼊(売り切れの場合はご了承ください)
- 参加条件:20歳以上
覆面ソムリエのイチ推しワイン
そんな大阪ワイナリー協会の中で、覆面ソムリエが特におすすめするのが「仲村わいん工房」
1993年から醸造を始めた新興ワイナリーで、自然農法にこだわり除草剤を使わず減農薬で育て手摘みで収穫するそうです。
このワイナリーのフラッグシップといわれるワインが『がんこおやじの手造りわいん』
通称”赤キャップのがんこ”。
一見ネタのように見えてしまうエチケットだが、その味わいはなかなかどうして。
優しい口当たりでそれでいてしっかりと葡萄の果実をしっかり感じられる一本です。
まとめ
日本ワインの良い点は、実際ワイン造りをしてる場所に行きやすいところ。
葡萄が栽培されてる土地に足を運んで、見て聞いて。
時期によっては収穫のお手伝いをさせてもらえることも。
その土地に行って地元の食材などと一緒に飲むワインは最高に美味しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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